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旅行のトランクは、スーツケースや、ヴィトンのキャリーバッグなどが人気のようです。旅行のトランクは、ソフトケースなどレンタルする事もでき、海外旅行用にTSAロック対応の鞄もあるようです。
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旅行トのランクというと、なんとなく古風な響きを感じますね。最近の海外旅行は、レンタルのスーツケース、キャリングケースなどが主流になっています。
トランクも、最近は軽いソフトタイプが人気ですが、耐久性・安全性からいえば、やはり昔ながらのハードなタイプに軍配が上がります。最近はジェラルミン・アルミなど、ハードタイプでも軽い素材を利用したトランクが出回っています。
旅行トのランクに関してルイ・ヴィトンといえば、1854年創業、ロシア・スペインはじめ各国王家御用達、泣く子も黙る旅行トのランクの老舗。
ひと昔前のセレブの旅行といえば、名入りヴィトンのトランクを揃いで持ち、山のようなトランクをポーターに運ばせ、本人は手ぶらで優雅に旅をする・・というスタイルが常識でした。アガサ・クリスティのミステリーなどでおなじみの情景ですね。
旅行トのランクに関してTSAロックとは、アメリカ連邦航空省・運輸保安局(The U.S.Transportation Security Administration:略称TSA)公認の鍵、という意味。
9.11テロ以来、世界中で空港の手荷物検査が厳重になりました。アメリカはもちろん、乗継のみでも、機内持込手荷物はすべて鍵をかけるべからず、という規則を作りました。
通常の鍵の場合、こわしてでも開けて検査、もちろん弁償はありません。ただし米国政府公認のTSAロックなら、鍵をかけていてもOK。専用工具を使って開けるため、こわされずに手荷物検査が通過できる、というわけなのです。
TSAロックは通常の鍵よりこわしにくいため、海外旅行先での泥棒被害も、TSAロック付きトランクの方が少ないそうです。
旅行トのランクに関して指揮者・岩城宏之は、全盛期には1年のうち10ヶ月を海外の演奏旅行に飛び回るほどの超多忙ぶり。そのため、岩城氏はすべての荷物を、つねにトランクに入れて持ち歩く日々でした。
岩城氏ご愛用は、とある米国メーカーの、そろいのトランク4個。しかしながら世界中を飛び回り、空港で放り投げられているうちに、トランクはすぐにこわれ、2年に3個ずつ買い換えるペースだったそうです。
ある時、ドイツの空港で、こわれたトランクが出てきました。窓口に申し出ると、係官は一言も詫びない代り、「新品ではないから原価の9割を弁償」といい、価格に疑問がある場合はバッグ店に問合せまでして、きっちり弁償したとか。
同じトランクが、日本の空港でこわれたことがありました。係官は何度も頭を下げてお詫びを言いつづけたが、「これでご勘弁を」と差し出したのは、トランク代の5分の1にもならない程度の金額だったとか。
詫びずにきっちり弁償するドイツと、やたら詫びるが弁償はしない日本。空港の対応にも、お国柄が出て興味深いと、岩城氏は著書『棒ふりプレイバック’84』(朝日文庫)に書いています。