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かかとの角質は、角質化が進むと、ひび割れがおきたり角質層が厚くなってしまいます。かかとの角質は、ケアで除去する事ができるので、市販の角質取りや、体重のかかり方の調整、荒れたかかとにクリームを塗るなどして対処しましょう。
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かかとの角質に関してわたしたちの髪やツメ、鳥類の羽毛、動物のひづめやツノ、魚や爬虫類のウロコなどは、すべて「ケラチン」と呼ばれるたんぱく質の一種からできています。
ケラチンが皮膚の表面で死んだものが固くなり、汚れた空気や紫外線など外からの刺激から皮膚を守り、内からは水分が蒸発しすぎるのを防ぐ、ヨロイのような役割をはたします。
これが「角質」の正体なのです。
かかとの角質はかかとをはじめ、ひじ・ひざなどは、汗を分泌する皮脂腺の数が少ない部分です。そのため乾燥しやすく、角質が皮膚の表面にどんどんたまり、ぶ厚くなってしまうのです。
表面に固くなった角質層ができてしまうと、皮膚の奥の真皮から新しい細胞が生まれてきても、表皮のぶ厚い層にさまたげられ、皮膚の表面に出ることができなくなります。これが、いわゆる角質化した状態です。
足の裏は、ただでさえ全体重を支えるため、圧力のかかる場所です。さらにかかとは、靴をはく生活、都市化によりアスファルト舗装道路を歩くのが日常的になった現代では、いつも何らかの圧力がかかっていて、固くなりやすいのです。
かかとの角質とは角質が、皮膚の一部で悪化して固くなったものを、タコといいます。このタコが芯をもち、神経を刺激して痛むものを、魚の目といいます。つまり、タコも魚の目も、角質の一種なのです。
角質取りにと、タコや魚の目をナイフなどで削ってしまう人がいますが、雑菌が入りやすく、皮膚も荒れるので、おすすめできません。
足に合わない靴、高すぎるハイヒール、歩きグセ、運動不足による土踏まずの衰えなどにより、足の一部にいつも同じ圧力や衝撃がかかると、角質が悪化する元になります。
靴底が薄く、かかとが固定されないミュール、サンダルなどをはいて舗装道路を歩くのは、かかとの角質を固くしようとしているようなもの。
足にあった、かかとがきちんと固定できる靴をはき、正しい歩き方で、土ふまずのアーチをしっかり保てるように足を鍛えましょう。
かかとの角質がヒビ割れるほど荒れてしまっていたら、入浴時に、角質ピーリング・角質除去クリームなど、専用グッズでお手入れします。
昔ながらの軽石も、あなどれないお手入れグッズです。かかとに薄く石けんを塗り、軽石で円を描くように軽くこすります。いずれも、仕上げにクリームを塗り、お肌をいたわるのをお忘れなく。
かかとの角質とは大正浪漫を代表する美人画で有名な竹久夢二は、女性のかかとの美しさに、特別なこだわりをもった人でした。
夢二は美人画を描く時、かかとを描く時だけは、わざわざ絵筆を替え、慎重に紅をさしました。どうして?とモデルの女性がたずねると「女のかかとの荒れて、固くなったのはいけないね」と、優しくさとしたといいます。
夢二は、そのモデルの女性と外出する時も、彼女のかかとに絵筆で紅をさしてツバでぼかし、自分より一歩先を歩かせ、かかとを鑑賞したほどでした。そのため、モデルの女性は入浴のたび、けんめいに軽石でかかとを手入れしたそうです。
和服に下駄ばきが日常だった時代、女性のかかとの荒れやすさと、お手入れの大変さは、現在とは比べものにならなかったでしょう。それだけに、夢路はかかとの美しさを、女性の身だしなみのあらわれと考えたのかもしれませんね。